2018/12/31

2019年

2019年。
日本、世界で、これまで以上に様々なことがありそうな1年です。

その中で私は、自分のいる場所で、できること、興味のあることに
去年以上に集中していきたいです。

実行できるかどうか分からない目標は立てません。笑
でも毎年、自分の寿命は確実に短くなっていく。
やり残したことを死ぬときに考えて後悔したくないから。
2019年は「やってみたい」と思ったことを実行していきます。

2018年は、念願の翻訳者としての仕事をスタートすることができました。
数年前から時々買って読んでいた『ビッグイシュー日本版』の記事です。
自分でも「大切」と思い、多くの人に伝えたい内容を訳せるのが
翻訳者としての一番の喜びとやりがい。
まだまだやりながら学ぶことも多い駆け出しですが、
伝えたいことを人に読んでもらえる翻訳ができるようになるため
2019年も引き続きブラッシュアップしていきます。

ピアノを人に(英語で)教えること、教会の日曜学校での音楽担当という
初めての体験も2018年にはありましたが、
今年、新たに学びたいことができました。
そのきっかけ作りとして、このお正月の日本帰国では
ある人に会いに行きます。

私の軸は「音楽」と「語学」ですが、もう一つ、新しい軸が加わるかもしれません。
才能も必要みたいなので、何とも言えないところもありますが。。
でも、やってみないと分からないし!

皆さんが2019年にしたいことは何ですか。

したいことがあるならば、それに近づく一歩を踏み出せる年になりますように。

2018/08/06

英語でピアノレッスン♪「ト音記号」って英語で何て言うの?



こちらのカナダ人に頼まれてピアノを教えることになりまして。
ピアノは日本で20年ほど習っていましたが、英語で教えるとなると
私も覚えなきゃいけないことがたくさんあります。例えば、音楽用語。

「ト音記号って英語で何て言うんだろう・・?」

初心者向けのピアノの本を選んで、私も用語を一から勉強することに。
こちら、あなたなら英語でどんな風に言いますか?

「4分の2拍子は、一小節が四分音符2つ分の長さになります。」

私はこんな風に言いました。
'In the time signature "Two forth", you count "One, two" with quater notes in each measure.'
これで通じたようです。笑

★英語でちょっと音楽用語★

音符、音: Note
休符: Rest
ト音記号: Treble Clef
ヘ音記号: Bass Clef
四分音符:Quater note
二分音符: Half note
全音符: Whole note
小節: Measure
音階: Scale
ドレミファソラシ(音):CDEFGAB

今日のレッスンはひとまずこんなところで終了。
英語を教える時のように、準備と予習をしてからいざレッスン。
テキストや教材が良かったおかげで、
「すごく分かりやすい!これから楽しみ!」
と喜んでもらえました。良かった~
マンツーマンのピアノレッスンは、私にとっては
マンツーマンの英会話レッスンにもなるのです。ありがたい!笑
がんばろ~♪

2018/06/07

本日、日本初公開の映画「羊と鋼の森」 バンクーバー(私の夫)編


日本で「羊と鋼の森」という映画が初公開されます。駆け出しのピアノ調律師が主人公で、原作の小説は2016年の本屋大賞を受賞した話題作。私も読みました。
 

奇遇にも私の夫はピアノの調律師+リビルダー(ピアノ修復技術者)で、この道24年目です。普段からこのピアノの仕事についてきいていると「羊と鋼の森」の主人公、外村君が苦悶するのもうなづけます。知れば知るほど「すごい!!」と思うこの仕事について、夫の実話も交えつつちょっと書いてみます。

①調律師は耳がいい?普通の人にはきこえない音(うなり)を聴く仕事
②めっちゃ根気のいる細かい仕事
③「まともにできるようになるには十年以上かかる」と言われた話
④技術に国境はない。日本の技術は世界一?!
⑤やっぱりヤマハはすごかった

①調律師は耳がいい?普通の人にはきこえない音(うなり)を聴く仕事
調律っていうとA(440ヘルツ)の基音に音を重ね合わせていく仕事だよね?と思いますが、調律はこのピッチ自体を聴くのではなく、複数の音が重なった時に出る「うなり」を聴くそうです。ピタッとあわさるとこの「うなり」がやむので、それに向かってやっていく。このうなりは、普通は聞こえません。私もピアノ経験者で絶対音感はあるけれど、うなりは「もしかして、これのこと?」とわずかに感じられる程度にしか感知できません。ちなみに夫も最初はきこえなかったそうで、訓練で聴きとれるようになっていくもの。ただ若いうちにやらないともう無理だそうです。夫はコンサートやラジオなどでピアノの音をきいた瞬間の0コンマ何秒で、調律が狂っているかどうか分かります。同じ人間とは思えないなあ。普段の生活でも聴覚が鋭くて、夜に雨が降っていると雨音で眠れません。ここまでくるとちょっと大変。

②めっちゃ根気のいる細かい仕事
ピアノの弦は1つの鍵盤につき1~3本あるので、1台のピアノ調律で約230本の弦を調整します。うなりをききながら、1台分で20トンの張力のかかった弦をほんとにちょっとだけ動かす作業。1ミリより小さな感覚の世界です。それだけの張力のかかった弦を微量に動かすって、、それを230本全部。夫は専門学校で初めて調律について知ったとき「神業だ、自分には無理」と思ったとか。それだけ集中したら1台終えるとクタクタになるよね。ほんとにお疲れさまです。

③「まともに仕事できるようになるには十年以上かかる」と言われた話
ちょっと自慢みたいになっちゃいますが、夫は調律専門学校で「学校が始まって以来の優秀な生徒」と言われていたとか(調律テストと先生の評価により)。そして卒業後、楽器店(兼工房)でピアノのオーバーホール(修理)も学びましたが、調律ともに、その後7年間は、毎日「もうやめたい」と思っていたそうです。全然、思うようにできなかったから。「羊と鋼の森」の外村君が「自分には才能がない」と悩む様子に、夫は「そりゃ20代やそこらでできるわけがない」と言っています(すみません)。同じように当時、夫が調律の仕事をやめたいと恩師に言ったときは「満足いかないのは当たり前。調律の仕事をなめてもらっちゃ困る。10年は続けなさい」と返されました。そして音も人によって好みが分かれますが、調律の仕事は正解が一つではなく、調律師それぞれで違う(調律曲線など)そうです。ピアノも1台1台、違う。夫は恩師の言葉で思いとどまって以来、ほぼ毎日ピアノと向き合って今年で24年目に入り、最近になってやっと「これが自分の調律だ」としっくりくるようになったとか。

④技術に国境はない。日本の技術は世界一?!
このブログ内容でお分かりのように私たち夫婦はバンクーバーに住んでいます。夫はここで、20年以上ピアノの仕事をしてきました。来たばかりの頃、英語は全くしゃべれず、怪しまれて空港で別室に連れていかれたほどです。でも夫曰く、カナダには調律やピアノ技術の専門学校はトロントに1校しかないため全ての調律師がそこで学ぶわけではなく、独学の人も多いそうです。その中で夫は日本で学んできたおかげで、言葉のハンディに関わらず、その仕事ぶりから信頼を得てきました。「日本人だからあなたを選んだ」とお客さんに言われることもあり、世界でも「日本は技術大国」と尊敬されていて、調律についてもまさに世界トップクラスと言えます。日本人の調律師は自分の耳で聞くけれど、こちらの人は機械を使うんだそう。夫が調律や調整をした後にお客さんから電話がかかって来て「あなた、一体うちのピアノに何をしたの?!」と聞くので夫がビックリして「何か問題がありましたか」とドキドキしながらきくと「音がものすごく良くなったのよ、同じピアノとは思えない!」と言われたこともありました(また手前味噌ですみません・・笑)。お客さんに満足してもらわないと次は頼まれない中で海外で自営業をやって来れたのは、その腕ひとつ。日本で学び、途中であきらめず、毎日手を抜かずにやって来た夫を尊敬しています。

⑤やっぱりヤマハはすごかった
調律からちょっと離れた余談ですが、ピアノのメーカーって世界にどれぐらいあると思いますか?私は、スタインウェイ、ヤマハ、カワイぐらいだと思ってましたが・・・100以上あるそうですね。カナダは戦火でピアノが焼けていないので100年以上前のピアノも残されていて、毎日いろんなメーカーのいろんなピアノを見ているのですが、ピアノの内部も知っている技術者の目から見ても、「ヤマハのピアノはすごい!」んだそうです。ヤマハのピアノの作りは細部まで完璧で狂いがなく、考え抜かれているそうですよ。(音はカワイが好きだけど。笑)5年に一度開かれるショパンコンクールは、ピアニストだけでなくピアノメーカー4社の戦いでもありますが、ヤマハのピアノを選ぶピアニストもかなりいます。日本ではスタインウェイが花形と思われていますが、作りでいうならどっこいヤマハだというのが夫の持論です。ちなみにこれまで何千台とピアノを見てきて「これは自分も欲しい!」と思ったピアノは5本の指にも満たないとか。ピアノは千差万別、どれがいいか順位をつけるのは難しく、最終的には好みになりますよね。日本のカワイもヤマハも、海外では高い人気と信頼があります。これからもさらに良いピアノを作り続けてほしいです。

★★★
長くなりましたが、読んでくださってありがとうございます。「羊と鋼の森」の予告編を見たら、ピアノの音と森の風景ともにすごく美しい雰囲気の映画だなーと思いました。「小説や映画はかなり演出されていて実際の仕事はもっと淡々としてるよー」と夫は言いますが、そんな黒子役の地味な仕事にスポットライトが当たって嬉しいなーと思います。バンクーバーで公開されるのはいつでしょうか?(笑)日本で映画のDVDが発売になったら教えてください♪そういえば夫がピアノ技術者になったきっかけは、高校時代にあの双子のようにピアノにのめり込んだから(弾くほう)。これからも一生、ピアノとつきあっていくんだろうな。映画の外村君は、将来どんな調律師になっていくのかな。

2018/04/10

雑誌「ビッグイシュー」で叶った5年越しの思い。


2013年6月に撮影。


上の写真の雑誌、ご存知ですか?
東京、大阪を中心に、日本全国で売られている雑誌です。本屋さんではなく「路上」で。
私は5年前に名古屋の金山駅で、初めて佐藤さんから買いました。THE BIG ISSUE (ビッグイシュー) は「クオリティの高い雑誌を作りホームレスの人に仕事を支援する」という理念で英国で最初に作られたものです。1冊350円で、180円が販売者の方の収入になります。ずっと読みたくて、地元名古屋の金山駅で売られているのを見つけ、最初はちょっと勇気を出して、2冊を買いました。販売者の佐藤さんはさっぱりとした清潔な身なりで、物静かで、達筆な人でした。「普通の人だ」というのが話してみた印象でした。

ビッグイシューは海外のハリウッド俳優や有名人のインタビュー、国内外の様々な記事、環境問題の話、自然エネルギーに関する有識者のコラム、映画の紹介など旬の話題、そして困っている人を助けたり、町やコミュニティを良くしようと試みる人々の心がホッコリする話など、すごく面白くて分かりやすいし魅力的だったので、金山駅で佐藤さんを見つけると時折、買っていました。

その頃の私は某外語学院で英語を教えながら、「教えるだけでなく英語そのものをツールに仕事をしたい」とずっと思っていて、通訳・翻訳養成コースに通ったりもしていました。いつか自分の語学スキルを生かして大切な事を誰かに伝えられるような仕事をしたいと思い、「環境」×「英語」がキーワードでした。なので環境問題やエネルギー、海外の記事もよく取り上げられる「ビッグイシュー」を読んだとき「この雑誌にも翻訳者がいるだろうな、どうやったらなれるのかなあ」と考えていたのを覚えています。

それから時は経ち、昨年、このビッグイシューで翻訳者を募集していたのを知ったときは心臓がバクバクしました。
「もしかして、あのビッグイシューの翻訳者になれる??!」
そして試験を受けてみると、結果はなんと、合格!!!
これは、私の人生にとってもまさに「ビッグイシュー(おおごと)」

先月いただいた翻訳依頼はアマゾンの熱帯雨林での石油採掘に関する記事でした。
「これはたくさんの人に知ってほしい」と読んでいて胸が熱くなりました。地球の裏側の環境のことも、私たち先進国の人の生活スタイルや消費トレンドと深く結びついているから。ツケは近い将来の子供や孫の世代にやって来る。そんなことを思いながら、「これが私がやりたかったことだよー」としばらくジーンとしていたのを覚えています。日本の国外で、5年の時を経て、まさか叶うとは思ってなかったことが現実となり、この幸運と巡りあわせに深く感謝しています。

ビッグイシューはまた、ビジネスをすることで社会の課題を解決する「社会的企業」です。単に利益を求める企業ではなく、セーフティネットが意外にもろく、ある日突然、誰もがホームレスになり得る(と私は思っています)日本社会において、「蜘蛛の糸」のようなものだと思います。「誰もがやり直せる社会を」というのが理念です。最後の一人がホームレスを卒業する日まで、またみんなが知ってためになる大切な事を伝え続ける市民メディアとして、ずっと存続してほしいと思います。

はるばるカナダまで送ってくれます。毎回楽しみ!!

これからもがんばります!!面白くてためになるので、読んでもらえたら嬉しいです♪
販売者がいない地域では、図書館に依頼して仕入れてもらったり、個人での定期購読も可能。オンライン版の記事もありますよー

(今は金山駅では売られていません。現在の販売場所は名駅のレジャック前、旧松坂屋前、栄三越、今池ガスビル前です。詳しくはホームページをご参照ください。)



2018/03/31

カナダの好きなところベスト5!★1位発表★

前回に続き、カナダ在住4年目時点で(完全に主観的な)カナダの好きなところ ベスト5!
1位は~

『自由なところ』

です!!
何が自由かというと、、一言でいえば、「あーしろ」「こーじゃなきゃだめ」と言われることが少なく、自分らしく、自分そのままでいていい、ということです。
自由 = 好きなようにしていい=
もちろん、こちらにも最低限守るべきルールは存在します。
ただ日本って、意味が理解できないルールがありませんか。例えば学校の校則とか。。
どうして前髪がまゆげにかかっちゃいけないの?
どうして制服のスカート丈が決まっているのかな?
(ちなみに、私はそういうことにあまり疑問を抱かなかった方だと思います。。
どちらかというと、たぶん真面目な(笑)タイプでした)

こちらは、高校生がピアスして、髪を染めているのは普通ですし
先生からして髪を真っ赤に染めていたり、刺青していたりします。笑
( ドラッグやタバコ、飲酒に対しては厳しいですが。)
前髪の長さ云々など問題外で、特に服装や恰好のコード(ルール)なんて、ほとんどないのではないかな。
自分のしたい恰好をできます。

ルールが全くないというよりも、無意味に自由を制限するルールは少ないんですよね。
学校を出て大人になってからも、仕事や社会一般的に「そのルールって必要?」
というものは、あまりない気がします。

それから、「周りに合わせなければならない」とか「周りと同じようにしないと叩かれる」ということがこちらはありません。

日本って、これが多いのではないでしょうか。
「もうこんな年齢だから」とか、「母親だから」など、年齢、性別、立場などのカテゴリごとに
ある程度「相応の」つまり「大多数がこうある」という枠の中にいないと、変な目で見られたり、そうではなくとも何となく後ろめたくいような、肩身の狭い思いをする。
自分の意見を持つというより、周りと同じ意見でいることが尊ばれる傾向があるのでは。

「自分らしくいるなんて、言葉はきれいだけど、つまりは他人のことを省みず、自分勝手に振舞うって意味じゃない?それでは周りに迷惑をかけるんじゃない?そんなこと、許されていいの?」
と思ったとしたら、それは日本で育つうちに無意識にその文化に染まっている証でもあるかもしれません。
 「個」よりも「全体」を。
「和を尊ぶ」のは日本特有の文化で、規律が守られる、ちゃんとしている、などの良い点ももちろんあるけれど
 ともすれば自分を抑え過ぎたり、窮屈な思いをすることがあるのでは。

こちらでは、そういうのがあまりない。
「私はガマンしてるんだから、あなたもそうするべき」という暗黙の反感がない。
誰も自分を抑えていないから。笑

かくいう私も、「自由なんていうけど、それをワガママや自分勝手と履き違えてはいけないよ」と思った一人です。
カナダに来て、多くの日本人がこちらの良いところとして「自由だから、楽」と言うのをきいて、最初は疑問を感じていましたが、今では
「いやー、自由って楽ちん!!」
と感じています。笑

日本は「察する文化」で、何するにも周りにどう思われるかまず考えて、「いいのかな。。」って遠慮しがち。でも、外から見れば、ただでさえ遠慮深い民族なんだから、あなたが気にする大抵のことは周りに迷惑なんかかけないから。いいんですよ!と言いたい。こっちの人がどんなに自由奔放に振舞っているか、お見せしたい。笑
それも許されるんだ!ってビックリだよ。 

こうしたいと思ったらやればいい。やりたくなかったら、やらなきゃいい。
周りを気にせず、自分に正直に生きられる。そんな人生を、どこにいても送りたいです。


桜がやっと少し咲き出しました!

2018/02/25

大雪が降った朝のバンクーバー

土曜日の朝、起きたら外がこんな景色になっていました。

リビングからの景色

遠くに見える山にも雪が。
前日からの雪が夜中も降り続いていたようです。
もうすぐ春が来るかと思っていたのに、冬に戻ってしまったなぁ。
しばし見とれていましたが、じきに
今日はどうやって仕事に行こうか??という疑問が沸いてきました。
バスがちゃんと走っているかどうか、かなりあやしい。
(前日もバスが横滑りしたり全然来なかったりしたようです。前日の様子↓)

うちの前の道 

これでは生徒さんがダウンタウンまで出てくるのも大変だろうし、
もしかして休校かな?と上司に確認すると、授業はいつも通り行うとのこと。
結局「今日は車を出せない」と言って自分の仕事をキャンセルした夫に
最寄りのバス停まで送ってもらうことにしました。
スキー場のゲレンデのように真っ白な近所の風景に目を見張りつつ
大通りまで車を走らせると、道路は雪が溶けていてあっけないぐらい普通に走れました。
どうやら夜中に除雪車が大活躍したようです。
けれどバスの姿はどこにも見えず、バス停にもかなり人が待っていたので
そのまま職場まで送ってくれることに。
余裕をもって家を出たのもあって、1時間前ぐらいに着いてしまったので
出勤時間まで夫と一緒にカフェでお茶することにしました。

(行ったのはこちらのブログで取り上げたカフェ「Trees Organic」です:
[カフェの街バンクーバーで、私の一押しのお店 in ギャスタウン]


カフェには久しぶりにSさんがいて、この雪の中よく来られましたねーと
ちょっと話をしてから窓際の席につき、
「朝からカフェってすがすがしいね~」などと話しながら
ハッと気づくと、目の前でコーヒーを飲む夫は
顔も洗わず髪型はぺちゃんこ、服は変えずにダウンジャケットを羽織っただけといういでたち!
うちの最寄りのバス停まで送るだけのつもりで家を出たので、このようなことに。

それでも呑気にカフェでコーヒーをすすれるなんて、カナダ人だなぁ。
と思った土曜日の朝でした。

この日の雪がこの冬最後の雪になるでしょうか。。
ちなみに雪はサラッサラのパウダースノー!スキーをするには最高だろうなぁ!

(前のブログのつづき「カナダの好きなところ ベスト5(1位)」は次回(こそ)書きまーす!今回は番外編でした。)

2018/02/23

カナダの好きなところ ベスト5!(3位と2位)

前回に続き、カナダ在住4年目時点で(完全に主観的な)カナダの好きなところ ベスト5!
2位と3位は~
 
3位 人が優しくフレンドリー、弱者に優しい社会
2位 食べ物が自然に近くて安全
です。

3位:人が優しくフレンドリー、弱者に優しい社会

こちらに来たばかりの頃、ここに長くいる人や居たことのある人がほぼ皆
「カナダ人って優しいよねー」と言うのをよくききました。
日本びいきの私は「そうなの~?日本人こそ優しいでしょ」とちょっと穿った見方をしていましたが、たしかに、 こちらでは見知らぬ人から何かをしてもらって心がホッコリする場面がよくあります。
たとえば、スーパーで高い位置に置かれた品物が取れず背伸びしている時に
横からすっと手を出して取ってくれたり、道端で手袋を落としたら「あなた、落としたよ」って教えてくれたり。そして 電車やバスで席を譲ってくれる男性がけっこういて、そういったことがごく当然として行われ、受け止められている感があります。
またバリアフリーも充実しており、車いすの人やベビーカ―を引いた人がバスの乗り降りをする際は、バスの床が低くなり歩道まで板の床が伸び、段差がなくなります。困っていれば周りの人が助けるし、身体的ハンディのある人も一人で外出したり行動したりすることが可能です。

もちろん日本人の人の良さも世界的に評判で、誰かが困っていれば助けるでしょうし、失くした手袋や財布が無事に戻ってくるような国は日本しかないと思いますが(どちらも私の実体験。笑)都会では普段、あまり知らない人同士で会話しませんよね。(大阪を除く?)
一方のカナダでは知らない人(=他人)との距離が近く、スーパーのレジや、バス停でたまたま一緒にバスを待っている人に「バスなかなか来ないね~」と話しかけるのも特に珍しいことではありません。バスを降りるときお客さんは
"Thank you, driver!" (運転手さん、ありがとう!) と声をかけます。
 そのような人との距離感から来る安心感もあるような気がします。
個人主義の文化のはずですが、周りの人とコミュニケーションはよく取る国。面白いですよ。

2位:食べ物が自然に近くて安全

 "You are made of what you eat." (あなたの体は食べたものからできている。)
という言葉にあるように、毎日、食べるものが安全であることが健康の秘訣だと思っています。和食、洋食どちらがヘルシー?という議論は別にして、食品の質そのものという観点から考えると、カナダは健康を気遣う人にとってチョイスが豊富にあります。

カナダの添加物の認可は厳しく、日本では認可されていてカナダではされていないものが多くあります。(ちょっと調べるとデータが出てくると思います。)例えば2014年に厚生労働省に出された調書によれば、過去5年間で日本で新たに認可された添加物が44種類であるのに対し、カナダでは4種類でした。また、2018年の9月からカナダではトランス脂肪酸の使用、それを含む商品の販売が禁止されます。トランス脂肪酸とはマーガリンやショートニングであり、日本のお菓子やケーキでアウトになるものも多いと思われます(というかほとんど)。ケンタッキーフライドチキンや、フライドポテトを揚げる油もショートニングが多いですね。カナダ政府は国民の健康をちゃんと考えているな、というのがわかる措置です。

そのような一般的なデータやニュースだけでなく、普段レストランやカフェで出される食べ物も、人工的につくられた味でなく「自然に近い」のが味や体で感じられます。調理法もシンプルな気がする。切って焼くだけとか。味付けには、ハーブが多く使われます。
スーパーではオーガニック野菜や卵やお肉、加工食品が簡単に手に入るし、NO GMO (遺伝子組み換え食品不使用)やNO MSG (味の素でおなじみのグルタミン酸ナトリウム不使用) 表示のフードがよく売られています。食の意識の高い人がこちらは多いかもしれません。

私がこちらに来て良かったと思う1番の理由は、この2位であるといっても過言ではありません。 日本もぜひ、こうなってほしいなぁ。。海外でも、ここでも和食の人気は高いので、日本が安全性という点でも世界に誇れるようになればと願っています。

と、2位まで書いたらかなり長くなったので、1位は次回のブログに。引っ張ってすみません。。 1位は何でしょう? 想像してみてくださーい!

2018/02/21

カナダの好きなところ ベスト5 (4位と5位) は?

カナダ在住4年目時点で(完全に主観的な)カナダの好きなところ ベスト5!のうち
4位と5位は!

5位:自然が雄大で豊か
4位:ダイバーシティ(多様性)があり異質なものに寛大:モザイク文化


5位:自然が雄大で豊か

Okanagan, 2017 Summer

Manning Park


日本にも北海道や屋久島など、自然の荘厳さや雄大さに胸打たれる場所がありますが、
カナダの自然は、圧倒的。規模が違います。これは体験してみるに限ります。
人間が自然を「整備して」いるのではなく、人間ごときが足を踏み入れることなどできないと言いましょうか、手つかずの自然が多いです。
例えば家から車でほんの1時間半の小さな町Squamishでは、ワシが空を舞い、野生の熊とアザラシを見ました。
カナディアンロッキーやオーロラなど雄大な自然を体験しに出かけることもできる一方、自分が住んでいる家の前もリスが横切り、自然の中に住んでいる、という感覚になります。

カナダ人はアウトドアが大好きです。バーベキューやキャンプ、登山、ハイキング、カヤック、サイクリング、スキー、キャンピングカーなどなど。犬などのペットも一緒に連れていきます。アウトドアシーズンの夏なんて、誰も仕事なんかしないと言われます(笑)たしかに皆が休暇を取ってしまうので、会社やガバメントなどの手続きのプロセスは顕著に遅くなるんです。仕事するより太陽の下で遊ぼう!って感じ。私はそこまでアウトドア派ではないのだけど、日々の暮らしの中で身近に自然を感じて満喫しています。

4位:ダイバーシティ(多様性)の国、移民や異質なものに寛大:モザイク文化

お隣の大国アメリカのニューヨークも移民が多いと言われますが、あちらが「人種のるつぼ (Melting Pot)」と言われ、外国人が次第にアメリカの中に「同化」していくのに対し、カナダは「モザイク (Mosaic) 」つまり、違う模様や色(多様性と文化)がそのまま残ると言われます。街では頭にターバンを巻いた人、私たちアジア人、南米、ヨーロッパ系、どこから来た人も、祖国の文化、自分らしさを失わずに社会に受け入れられています。
バンクーバーの楽しみのひとつは「グルメ」。それこそ世界中からの移民が持ち込んだ
食文化が 味わえます。そもそも、カナダに何万年も前から住む本来の「ネイティブ」は白人ではなく、First Nationと呼ばれる人たち。それ以外はすべて移民です。そんな意識が根付いているのかもしれません。

今日は5位と4位のお話でした。次回はベスト3~1について書きますね。

2018/02/20

LINC (移民向け英語プログラム) の授業に全ては出席できないけど授業は受けられるか?と、私にとって英語を学ぶ意味。

LINC(移民向け英語プログラム)シリーズの3回目ブログです。笑
これまでの経緯として、
①LINCに登録してテスト受験

②テスト結果を受け取りレベル決定 ⇒ 該当クラスの週間スケジュールを見たら
仕事の日と重なっており、全部の授業に出られないことが判明

ということになり、昨日学校に直接、問い合わせに行ってきたのですが。。。
結果は、あっさり
「スケジュールされた授業日に出られない日があるなら、履修はできません。」
ということでした。。。
BoooOOOOOOOO!!! なんでよー。ぶぅ。
カナダでは多くの場合、日本のように「ダメなものはダメ」ではなく、
自己主張するとかなり交渉できたりするのですが、LINCプログラムは
政府(移民局)がやっているのもので、対応はやはり「お役所」の決定版。
さすがのカナダでもこの「言えばかなり融通してもらえる」ルールは通用しませんでした。
それにしても、仕事をしながら週に4日、合計12時間を割くのはかなり大変です。
ふと前職のECCを例に取り、用事で出られないレッスンがあったら別の日に
振替レッスンが取れるシステムなので、LINCでもそういうことができないかな?
と淡い期待をしていたのですが。
そこはお金を払って学ぶレッスン、サービス重視の企業だからこその便利な制度で
無料かつ政府がやっているプログラムに同じことは期待できませんね。
それだけ、勉強に対して厳しい態度が望まれるとも言えるのですが。

残念でした。
でも、英語力を伸ばすこと自体はLINCや学校に通わずとも可能。
ここまでやれることはやったので、 あとは
「自分で日々、工夫しましょう」っていう神様からのメッセージと受け取りましょう。。
LINCは状況が整えばいつでも受けられるから、チャンスが来たら受けたいな。

一方、仕事をしていない人、子育て中の人ならLINCは受けやすいプログラムです。
Child Care(託児所)も同じ建物内にあります。家に閉じこもりがちな時期にも
様々なクラスメイトや先生と話し、外で自分磨き=英語を学ぶ機会 を持つことで、
生活に新鮮なアクセントが生まれるのではないでしょうか。
なーんて、まわし者みたいですね★

私自身、学ぶことが大好きな生徒として、また学ぶ機会を提供させていただき
生徒さんの変化を目にしてきた講師としても、
英語を学ぶことは、単に英語力の向上だけでなく、自己実現や自己肯定のツールとなり
精神にとってプラスな効果をもたらすと信じています。
「英語はツールであって、目的ではない 」とはよく言われますが、
その言葉には、習得の過程でもたらされるメリットがあまり含まれていないような気がします。
はっきりした目的がなくても、最終目標まで到達していなくても
英語を磨く段階で生まれるメリットはたくさんあります。
人との出会いだったり、自分を好きになる、自信を持つきっかけになったり。
それに英語は生涯学習で死ぬまで学べるのだから、マスターしてからでないと
意味はない、ってことはないもんね。
もちろん、英語を使えるとできること、見える世界、がはるかに広がることは
言うまでもありませんが。

LINC受けられなくてガッカリ。。はちょっとしたけれど
じゃあこれから自分の好きなことを勉強して力をつけよう!
と今はなんだか逆にワクワクしてきたのでした。
たぶん私は、英語がすごく好きなんだろうなぁ。。

2018/02/19

カスタムメイドが一般的なバンクーバーのカフェで自分だけの一杯を楽しめる英語とマメ知識。

日曜の午後。久しぶりの快晴です!山の頂上が前日の降雪でグラデーションに。




天気が良いのでちょっと外に出たくなり、出かける先は、やっぱりカフェです。
お気に入りの近所のカフェの一つは日本人がやっているカフェで、抹茶ラテはじめ美味しい飲み物や一口サイズの小さなお茶受けが種類豊富です。
YAMA Cafe @ 2007 E Hastings Street 
カナダのカフェで好きなところは、メニューにあるドリンクを、自由にカスタムメイドできること。
たとえば今回の抹茶ラテは甘みを少なく、モカのコーヒーはカフェインレスにして甘みも控えめにしてもらいました。他にも、ミルクは牛乳の代わりに豆乳、アーモンドミルク、ココナッツミルクなどが選べます。コーヒー自体もダークロースト(深煎り)とミディアムローストから選べ、また紅茶以外にハーブティも豊富にあり、カフェインを取りたくない人にもチョイスがたくさんあるんです。オーガニックを置いてるとこもかなりあります。
バンクーバーに来たら、まずは、カフェで使う英語を覚えると自分用のドリンクが満喫できますよー。

Brewed Coffee (普通のドリップコーヒーのこと。こちらではこう呼ばれます)
Decaf (カフェインレスコーヒー)
Americano (日本のアメリカンとは違い、エスプレッソと熱湯で作ったもの)
Cafe Latte (カフェラテ)
Soy Latte (豆乳ラテ) ←メニューに載ってなくても頼めることがほとんど。
Almond milk /  Soy milk / Coconuts milk (牛乳の代わりに。味も独特で美味しい)
Unsweetened (砂糖なし)
Less sweet (甘み控えめ)
No ice (氷なし) 
No syrup (シロップなし←冷たい飲み物で甘みゼロにしたい時)

注文のやりとりはこんな感じ。
Clerk: Hi! How're you doing?
Me: Good, thanks, and you? ←この時に天気の話とか世間話を楽しむこともあります
Clerk: Good! and what can I get for you?
Me: Can I get a brewed coffee?
Clerk: Sure. Dark or medium (roast) ?
Me: Medium, please.

店員さんもバリスタもフレンドリーな人が多いです。
私がよく頼むのは、コーヒーやハーブティ、Decaf soy latte (カフェインレス豆乳ラテ)
そうそう、モカ(コーヒー+チョコレート+ミルク)を頼んだときに、
カフェインレスコーヒー、チョコ少なめ、アーモンドミルクで作ってもらいました。
完全にカスタムメイドです。笑
日本ではあまり見かけないけれど、こちらの一般的なカフェでは普通です。

Can you make it with soy milk / less sweet / decaf ?
(豆乳で / 甘さ控えめで / カフェインレスで / 作ってくれますか?)と言ったり、
Decaf Cappuccino, please. (カフェインレスのカプチーノ) と 'decaf' を先頭に付けます。

それから必ずきかれるのが、「持ち帰りかその場で飲むか?」です。
Clerk: 'For here' or 'to go'? (お店で飲みますか、持ち帰りですか)
Me: 'For here'. (店内で飲みます)

最後に、支払方法を選びます。これもこちらならでは。私はいつもクレジットカード。
Clerk: That's 4.45.
Me: Ok! (I''ll pay by) credit.
Clerk: Sure!

カナダはカード文化の最先端で、1ドル以下のものでもほぼ何でもクレジットカードで払えます。料金を確認してOKボタン(緑色のボタン)⇒カードを機械にかざす or
機械に差し込んで暗証番号を入力してOKボタン(緑色のボタン)を押して支払完了。
私はいつもレシートをもらいます。

Clerk: Do you need a receit? (レシートは要りますか)
Me: Yes, please!
Clerk: Here you are.
Me: Thanks!
Clerk: You're welcome.

このように、なぜかお客の私が最後にお礼を言って終わることが多いんですが。。まぁいっか!笑

そしてカードで支払うときに機械でチップを払う画面が出てくることがあるのですが、
個人的にはカフェのレジでチップを払う必要は特にないと思います。

カードで払うときにチップなしにする方法:
金額表示の後にTIPの % (パーセンテージ入力)か $ (金額入力)かを選択する画面が出たら、
$ (金額) の方を選択するボタンを押し、金額入力に切り替わったら
金額が $0.00 表示のまま、OKボタン(緑のボタン)を再び押せばオッケーです。
(店員さんと顔なじみで仲良くなってるカフェでは、金額の端数に少しチップを足して
例えば合計10ドルぴったりにして払ったりすることはあります)

あと、ドリンクができたら呼ぶから、ということで名前をきかれることが多いです。
Clerk: Can I have your name? (お名前は?)
Me: Sophie. ←日本名はきき取ってもらえなかったりつづりきかれたり面倒なので
カフェでは通称ソフィー。前職で使っていた名前なので違和感なし。笑

そして日本と違うのが、コーヒーに入れるクリーム(日本ではフレッシュとか牛乳)の種類。こちらにはたくさん種類があるんです。
Cream (脂肪分18%。牛乳とクリームが半分ずつ)
Half and half (脂肪分10%)
Milk (4%ぐらい?)
Skim milk (2%。日本で言う低脂肪乳)

カフェのカウンターに置いてあり、セルフサービスです。
コーヒーにCreamを入れるとすっごくおいしい!私はコーヒーの時はいつもクリーム入りです。
コーヒーを注文したときに、クリームをたくさん入れたいからコーヒーの量を少し
減らしてって言ったりとか、カップをよく温めてからコーヒーを入れてとか(笑)、
なんでも希望を伝えます。

そうそう、カフェのおトイレ (washroom) は専用の鍵を使って入ることが多いです。
 レジのとこにたいてい置いてあります。鍵を借りる時には声をかけるといいですよ。
( Can I use the washroom?  とか Can I get the washroom key? )

こちらのカフェではカスタムメイドでぜひ自分だけのお気に入りの一杯を!


2018/02/18

LINC (移民向け英語プログラム) レベル分けテストの結果

先日、LINCを受講するために受験したテスト結果が届きました。(早かったな。。)
結果は総合で LINC 8 (1~8のうちで)ということに。
もともとこのカナダで英語力の高さを示すベンチマークという数値
( Canadian Language Benchmark)はレベル 1 から 12 まであるようなのですが、
(12が最高値) 今回、私が受けた英語学習者のプレイスメント用テストでは
8 が最高値となっているようです。
といっても自慢でもなんでもなく、リスニングはちょっと気を抜いたら
聞き逃した情報もあったし、ライティングも時間が足りなくてまだまだだな、
と思いました。
どちらにも共通するのは、語彙力、表現力、スピードです。
もっと力をつけたいな!!!

とモチベーションはまた上がったのですが、テスト結果に同封されていた
クラススケジュールを見ると、「月曜~木曜+オンライン」
とか、週に4日も授業がある! 
さすが、厳しいと噂にきいていたLINCですが、これでは仕事してたら通えない。。。(涙)
夜クラスもあるけれど、9時半まで同じく週4日。宿題もたぶんあるでしょう。

うーん、きついな・・・  (私のやる気も、ここまでか?)

しかし、カナダはけっこう話せばなんとかなることもあるので
(自己主張がモノを言う国です。)
学校に行ってもう一度、確認してきます。

2018/02/12

カナダ移民向け英語教育プログラム (LINC) を受けるかも


先日、久しぶりに英語のテストを受けてきました。
カナダの移民向け英語教育プログラム 通称LINC (Language Instruction for Newcomers to Canada) が提供する英語クラスを受講しようかと思っています。
このプログラム、移民であれば無料で受けられます。

(詳細はこちらへ↓)
Language Instruction for Newcomers to Canada

これまで英語の勉強にかなり投資してきましたが、
タダで英語を学べるチャンスなんて、なかなかありません。
週に3日、1日3時間から(計9時間)というみっちりクラスなので
仕事と両立できるか、迷いどころなのですが。。
ひとまずレベル分けテストは受けておこうと思い、行ってきました。

興味のある方のために、手続き方法を記しておきます。(2018年2月現在 )
*受講資格:カナダのPRカードを持っている人
①以下のWebsite から申込書をダウンロードして記入する
 How to register LINC

②申請書とPRカードを持って上記サイトに記載の学校で登録し、
テストの日を予約して受験する
<Vancouverおよび近郊に住む人はこちらの学校です>
Western ESL Services
LINC Assessment and Referral Centre
#208 – 2525 Commercial Drive
Vancouver, BC V5N 4C1
Tel: 604-876-5756 Fax: 604 876-0134

 ③テスト結果が届いたら、それを持って学校に行き該当クラスに申し込む

ちなみに私は今、②まで終わって結果待ちです。
登録してテスト予約するだけのつもりが、
受験キャンセルが出たとかでテストもその日すぐに受けられました。

テストは1時間ちょっとで、スピーキング、リスニング、リーディング、ライティング
全てのスキルに渡りました。ライティングなんていつぶりだろう?笑
TOEICのような資格テストと違い、高得点を取る!というよりも
自分の英語力を測ってもらおうという気持ちで
リラックスして受けることができました(むしろ、ちょっと楽しかった!!)

子供がいる人も、授業中は預けて受講ができるそうです。
移民をたくさん受け入れているだけあって、その後、
カナダに来た人たちがコミュニティになじめるように
英語教育もしっかりしてくれるんだなぁと感心しました。
カナダは移民へのサポートが手厚いと思います。
日本も将来的に移民を受け入れるようになったとき、
そんな風に移民をサポートできるのかな?

花咲かしーさんになる決意を前回のブログで書きましたが、
やはり、ここにいる限り英語はこれからもずっと磨いていかなければならないし
そうしたいと思います。
もしこのLINCを受けなくてもね。

ところで自分の英語熱が高まると同時に、英語を教えたい気持ちも
さらに強くなっています。
現在は現地カナダの高校に留学している日本人に英語を教えるクラスを
受け持っていますが、私はやっぱり大人に教えるのが好きです。
アダルト(大人)の方で英文法などを見直し、資格テスト受験をしたい人の
実現をサポートできたら嬉しいなぁと思います。
場所は日本とバンクーバー、どちらでもよく(日本ならスカイプ)
詳細はまた書きますね。

花のつぼみが出ています。春も近いですね。

2018/01/29

「今いる場所で花を咲かせたい」

前回のブログで書いたご夫婦の家にお邪魔したとき、
ご主人のこれまでの人生(生い立ち)についての話をおききしたときに
「今ある現実の中で、それを活かして最大限の力で取り組むこと」
の大切さを思いました。

ご主人はもともと、東京中に10軒以上の店舗を持つ和菓子屋さんのご長男でしたが、
戦争で全てが焼かれ、戦後も砂糖や小豆など材料が調達できず、
商売を立て直すことができなかったそうです。
その日の食べ物にも困る状況の中、長男であるご主人は
土方などの肉体労働はじめ様々な労働をして家計を助け、
その後東京の大学に入り、研究者になられ海外で活躍されました。
だから、もし戦争がなかったら、今頃は日本で有数の和菓子屋さんの
オーナーになられていたかもしれません。

この話をきいたときに思ったのは、
戦争は当然、起こらない方が良かったし肯定などできないけれど、
けれど事実として、戦争で状況が一変したから、今のようなご主人の人生が形成された、
という見方もあるのだなぁ、ということ。

戦争があったからではない。戦争であろうと、どのような現実に見舞われようと、
今ある状況でできることに、全力でエネルギーを注いでこられた。
そしてふりかえれば結果として、戦争、戦後という現実の大地でさえも、
自分という花を咲かせ、大きな実を結んだということ。

私もそのようにありたい、と思いました。

私が結婚してカナダに来たのは自分の選択だったけれど、
自分が人生のほとんどを過ごし、居場所があって言葉が不自由なく通じて
勝手知ったる日本を離れてカナダに来てから、何度、思ったことか。
「日本だったら、○○ができるのに」
「日本だったら、もっと自信を持てるのに」
「日本だったら、もっと etc...」

考えても仕方がないと分かっているつもりでも、
思い通りに行かないことが起こったときやふとしたとき、こんな気持ちが顔を出します。

ただ、今、自分が実際いる場所は日本ではないということ。
これからも当分、日本ではない予定。(たぶん)
その現実の中で、あるときふと思いました。
今生の私で送る人生は、たったの一回しかない。
日本にいたらベストな人生が送れるけれど、
これはセカンド・ベストな人生なんだ、と思いながら
この先ずっと過ごしたいか?

これって、場所だけでなく、様々な状況でいえることかもしれない。
「もし今、お金がもっとあったら」
「もし今、自由な時間がもったあったら・・・」
「もしもっと若かったら・・・」などなど。
一番の思い(願望)通りではない二番手の現実にあるという状況は
誰にでもあてはまるかもしれません。

住む場所や年齢や人種や外的な環境などは、自分の力では変えられない。
変えられるとしたら、自分の気持ちと自分のこと。
いつかこの世を去るときには
「この自分にできうる最高の人生を送ることができたな」
と思いたいです。

そのために言い聞かせてきた
「今ある場所で花を咲かせる」という言葉を
様々な場所と環境で過ごされてきたご夫婦とお話をしながら
改めて思い出しました。

戦後の焼け野原の日本でもたくさんの花が咲き乱れて今がある。
冬に雨続きでも、その水分で春には緑と花でいっぱいになるバンクーバーのように。
「花咲かしーさん」になろうと思います。

2018/01/23

センス抜群のランチを囲んで、「日本とカナダの違い」談

先日、日本からのお土産を渡しがてら、抜群の美的センスを持つあこがれのご夫婦宅にお邪魔して、昼食をいただきました。
私たちのバンクーバーでの結婚式にも参列してくださり、
カナダで身寄りのない私たち夫婦にとっては、家族のような存在です。

「簡単なご飯なんだけど・・・」と言いながら出していただいたランチ。









すっごいおしゃれ~~~!!!!!まるで、どこかのホテルに出てきそう。
素敵なランチを囲んで、話に花が咲きました。

ご夫婦は20代で日本を離れてから、半世紀以上をアメリカ・カナダと海外で過ごしています。
UBC(ブリティッシュ・コロンビア大学)で教鞭をとっていたこともあるご主人と、
大学でピアノを教えていた経験があるピアニストの奥様。
海外生活が長いせいか、堅苦しい雰囲気が一切なく、それでいて包容力があり、
私もお二人のように年を重ねられたらいいなあ。

この日のお話で特に印象に残ったのが、日本とカナダの違い。
先日、日本から戻ったときの話になり、夫が、

日本は自分を見失ってしまうほどめまぐるしく変わる国だなぁ、それよりも
シンプルな生活で自分を見つめてマイペースに過ごしたい。

と感じた話をすると、
それをきいた奥様いわく、

たとえば日本のニュース番組を見ていると、アナウンサーや解説員など
話している人のそばに大きな花が置かれていたりバックも華やかで
スタジオのセットが懲りすぎており、どこを見ていいのか迷ってしまう。
あれでは肝心な話の内容に集中できなくなってしまうのでは、と。
カナダのニュース番組では、スタジオは背景などがほとんどなく、
とてもシンプルなセットで、そのぶん話す人や必要なことに集中しやすい。

とおっしゃいました。
このことは私の中で、ストン、と腑に落ちました。
まさにそうなのです。こちらのCMやドラマを見ても、そっけないほど簡素。
細部まで細やかに行きとどいた日本スタイルの方がセンスが良く、
見ていても華やかだ、と長い間、思っていました。
それがいつの間にか、こちらに感覚がなじんだのでしょうか、
むしろ日本に行ったとき、見るものや情報の多さに圧倒されてしまいそうに。

それをどこかで感じていたから、(先日ブログに書いたように)
私も日本からこちらに戻った時、
その質素でシンプルなところに「ホッ」としたのかもしれません。
似たようなことが、生活の色々な場面にあるように思います。

どちらが良い、悪い、ということではありません。ただ、
こちらに長く住み、ここを「ホーム」としてシンプルに素敵に暮らしている人たちと
同じ感覚を共有できたとき、私も仲間入りができたような気がして
ちょっとうれしく感じた日曜の午後でした。

2018/01/21

カフェの街バンクーバーで、私の一押しのお店 in ギャスタウン

雨の多い冬のバンクーバー(通称:レインクーバー)です。
この季節はカフェでゆっくりするぐらいしか楽しみがなく、だからこそカフェ文化が発達しているのかもしれません。小規模(個人経営)で個性豊かなカフェがたくさんあるので、日本で通っていたスタバはこちらにもたくさんあるけれど、めったに行かなくなりました。 
今日は、私が土曜日にほぼ毎週ランチを食べているギャスタウンのカフェについてお話しますね。

相変わらず雨のギャスタウン。

私の職場は観光名所としても有名なスチームクロックのすぐ近く。
(写真左に時計が見えるかな?)

カフェはこちら。名前は Trees Organic



職場(語学学校)のすぐ目の前にあります。
ギャスタウンには他にもカフェがたくさんあるけれど、特にここが好きな理由は、
「サンドイッチが大きくておいしい・種類が多い・雰囲気が好き」だからです。
あと、オーガニックのコーヒーが2ドルで飲めます。

店内はこんな感じです。



小さめだけど、大きな窓からギャスタウンの通りがすぐそばに見えて
窓脇にある大きな木のテーブル席がお気に入り。

お店の人ともすっかり顔見知りになっています。
笑顔の優しい韓国人のオーナーと、すごく親しみやすい日本人のSさんと
ちょっとしたおしゃべりをするのも、楽しみのひとつです。

ちなみに、Sさんからは先月ごろ、ふと
「ブロガ―なんですか??」
ってきかれました(笑)

まだブログは書いてなかったから、なんでですか?と理由をきいたら、
「カフェ巡りが好きって言ってたから。」

そうなんだ。カフェ好きって、ブロガ―が多いんですかね。
けれどたしかに、食べる前にサンドイッチの写真をバシャバシャよく撮ってた!
(特に理由もなく)
なんか、カフェやご飯の写真って撮りたくなりませんか?
その裏にはたぶん、誰かに見せたいな~って思いがいつもあったんでしょう。
思いが実現できてうれしい!
(ブログが食べ物の話ばかりになるかも)

今日はこんなのを食べました。
ここのサンドイッチ、かなり大きいんです。
仕事終わってから帰宅して夕飯を作り終えるまで、つまみ食いなしで
エネルギーが持つ、というのは大事な要素。
ただし、パンが硬めなので、上あごの皮がむけないよう注意。
(事実も伝えとかないとね。)

プロシュートハムとブリーチーズのサンドイッチ ($9.75) 今日は焦げ気味?

おいしかった~!
他にも、ローストビーフ、チキンサラダ、ターキー、ボニート、ハムサンドなどがあります。(キッシュやサモサも!)

ちなみに、ここのカフェの最大のウリは「チーズケーキ」です。
これもすごくたくさん種類があるんです。看板メニューだけあって、もちろん美味です!
(ただお昼休憩30分で、あのおっきいケーキは完食できないので残念!)

チーズケーキは、良かったらウェブサイトで見てみてくださいね。
このカフェは人気があり、バンクーバー市内にいくつか店舗がありますよ。
私もいつか、お休みの日にじっくりケーキでカフェタイムを堪能したいです。

2018/01/19

人生初のブログ!バンクーバーでの生活&自己紹介

こんにちは!(はじめまして!の人もいてくれたらうれしいな)

今、人生はじめてのブログを書いております。

【このブログの目的と経緯について】

結婚を機に移住したここVancouverでの生活も4年目を迎えようとしています。
私がどういう人かについてはプロフィールを読んでくださいませ。
・・そんなこんなで日本でずっと生活してたんだけど、
いきなり!海外生活をすることになってしまい、
「人生は予想外の変化がつきものなんだ。。」と感じた30代の最後でした。
あとはおいおい、紹介させてもらいますね。(ざっくりすぎるわ 笑)

あ、ブログタイトルの「しーさん」は、夫が私を呼ぶときの言い方です。
最近は名前もしょっぴかれて「あーた」になりつつあります。。

移住して以来、日本にいた頃と同じようにFacebookで
いろいろ載せていたんだけど、
それは基本、友達や知り合いの人の間だけでした。

「ブログにしたら、もっといろいろな人に読んでもらって、
直接の知り合いでなくとも、バンクーバーについて知りたい人にも、
現地生活者ならではの情報を届けられるかな?!」

「今んとこはっきりした実益につながらなくても、
日本で生活している人に、ちょっと現実から離れて
海外生活の雰囲気を届けられたらいいな!」

と思っています。
読む人に楽しんで、何かしらメリットを得てもらうのが目標★

それから、離れて住んでいる日本のお友達を含めて、
「普段、何してるの?どういうこと感じて考えてるの?」とか
私自身のことをより知ってもらいたいです。

 今後、このブログでは

バンクーバーでの生活(プライベートふくめて)とか紹介ぽいもの(カフェが多いかも?笑)、
日本とカナダのちがい(文化的、生活、手続き的なこと)
私の関心ごと
英語や仕事や勉強のことについて(?)
考え事や自己啓発的なこと(?)

などがテーマになってくるかな。
後から他にもいろいろ出てくるかと思います。

なるべく頻繁に、毎日でも書きたいな、と思っていますが、
先のことはどうなるか分からないので(笑)
たまにのぞいてもらえたら嬉しいです♪

そして、こんなこと知りたい、書いてほしいな~
って思うこともあれば、ぜひコメント欄で教えてくださいね。

では!!ブログのプロローグはここまでで本題です。笑
ここからちょっとダイアリー的なものをね。

2018年の年末年始は、日本で過ごして、
先週末、およそ3週間ぶりにバンクーバーに戻ってきました!

で、感じたこと。
今まで日本が大好きで、バンクーバーもいいけれど、やっぱ日本よね、
とばかりに、バンクーバーに戻るとちょっと「あーあ・・」って
感じていたんだけど、今回は、ちょっと違いました。

「バンクーバーも、いいな・・」
って、どこか、ほっとしたんですね。

私なりに、なんでか、バンクーバーのどういうとこがいいのか考えてみたんだけど、
やっぱり、

のんびりしている

ところかな。
日本では「世界で住みたい町」にバンクーバーが選ばれたりテレビで紹介されてるそうですが、
冬のバンクーバーって、ぶっちゃけ、雨が多くて行くとこないし、
退屈!ってのがだいたいの住んでる人の感想なんです。たぶんね。
だから冬のバンクーバーに戻って来ても、
刺激とモノと魅力に満ちたきらびやかな日本に比べたらいっそう
「あーあ」
ってこれまでなっていたんですが。

「バンクーバーもいいね・・」

って今回はなったんです。
年とったせいかな?笑
慣れて来て、バンクーバーが「ホーム」になってきたってことかな?

そうかもしれません。
ただ、今回バンクーバーの魅力としてハッキリ感じられたのが、

・住宅街は家ばかりでお店が少ない
・静か(人が少ないからねー。車や町の喧騒、屋内のアナウンスも圧倒的に、
 日本より少ないというか、『ない』こともある)
・カフェ (個人のカフェが多い)
・カフェのコーヒーとサンドイッチがおいし~!

でした。

時差ぼけをかかえて近所のおなじみカフェで遅いランチをとりながら、
このシンプルでのんびりしたペースに徐々になじんで(染まって?)きている自分を感じたのでした。

それでは、長くなりましたが初回はこのへんで! 
読んでくれて、どうもありがとうございます。
これからもよろしくお願いします!またのぞいてくださいね♪

カフェとランチの写真を載せますね。
バンクーバーのお気に入りカフェ:おススメ!Platform 7 @ Nanaimo & E Hastings

ロンドンの駅とプラットフォームがコンセプト。雰囲気いいです!
プロシュート(生ハム)と西洋ナシのサンドイッチ。分厚いチーズでボリューム満点!