2019/04/01

バンクーバーの桜が教えてくれたこと


うちの前のストリートが春爛漫です!!





そして、これがリビングからの風景↓
後ろに見えるシーモア山もお気に入りです。まだちょっと雪をかぶってる。
 


日本より寒いこちらではソメイヨシノの開花は5月すぎなんだけど、バンクーバーは色んな種類の桜があって開花時期も違うので、3月終わりから5月半ばぐらいまで桜が楽しめます。

うちのストリートの桜は一番に花が咲く種類のようです。
天気のいい日に花見を兼ねてお散歩をしました。
これまでに見た木々の中でも、うちの前の桜が一番大きくて花のつきが良いです↓




その理由はたぶん、
冬に雪かきをしたときにこの木の下にたくさん雪をかけたから。
その水をたっぷり吸って今こんなに生き生きしているんじゃないかな。
(というのが夫の予測)

今年の冬は雪が多くて寒かったけれど、そんな時も木はじっと栄養を蓄えてるんですね。

枯れ木のような冬も、大切な意味がある。春に美しく花開くために。。

自分がしていること、なかなか実らなくても、その時期はじっと辛抱強く栄養を蓄える時、なのかも。

人生にも時期がある。「静」の時と「動」の時。
 
自然は色んなことを教えてくれるなぁ。

日本のソメイヨシノの開花ももうすぐですね!

2019/03/05

私のケータイ依存度:家にケータイを忘れた一日の過ごし方

あなたは、一日にどれぐらいの時間を、ケータイに使っていますか?
ケータイでどんなことをしていますか?

考えてみれば、私たちはケータイのおかげ様で、今はちょっと前とは
比べ物にならないぐらい便利な生活を送っています。
グーグル先生にきけはだいたいの情報や知識がすぐ手に入るし、
知らない土地でも目的地にスムーズにたどり着ける。
遠くにいる家族や友達と、すぐにメッセージやテレビ電話で話せる。
ケータイがない生活になんて、今さら戻れない!

そんなケータイ様に、私って普段どれぐらい依存度してるんだろう??

今日はそのことを考える日でした。
実は久しぶりにやってしまいまして。家から出てバス停に向かう途中で。

「あっ、ケータイを忘れた!!」

そう、充電コードにつないだまま家に置いてきました。
やっちゃったわ~、ハァ。。(*´Д`) 

今日一日、無事に過ごせるだろうか・・・

と言うと大げさかもしれませんが、
不安がよぎりました。それだけで
「私って、ケータイに頼り切った生活してるなぁ」
と、わかりました。
それを体験する時はすぐにやってきました。
バス停にて、
「バスがすぐ来ないなぁ」(こっちは時刻表はありません)
と思って、ケータイのアプリでバスがどこにいるか調べたいけど、、、できない!!

こんな感じで、今日は一日、不便な思いをするんだろうな。
同じくバス待ちの人がケータイをポケットから取り出すのを横目で見つつ
すでに 'I miss my cellphone.' 状態です。

そしてやはり、ケータイありきの生活をしているのは、私だけではないようです。
やってきたバスに乗ると、周りはみんな、
ケータイ画面をじっと眺めたり、ケータイで音楽を聴いたり。
当たり前の日常の風景なんだけど、一瞬なんだか異様な感じもしました。
私の子供時代には影すらなかった、この手の平サイズのデバイスが
今こんなにも人間社会に浸透しているとは、ちょっと恐ろしい気もする。

今日はむしろ、不便よりも「 ケータイから解放された」という気持ちで
過ごしてみよう。

おかげで今日は、いつもとは違う日になりました。

仕事中に夫に連絡を取りたい用事を思い出したけど
「あっしまった、ケータイがない」

仕事で見慣れない英語の意味をアプリで調べようとしたら
「あっしまった、ケータイがない」

カレンダーで日付を調べようとして
 「あっしまった、ケータイがない」

退社してダウンタウンを歩いていたらビル群の背後に海ときれいな空が広がってて
思わず写真に撮りたくなったけど
「あっしまった、ケータイがない」

帰りのバス待ちでバスがいつ来るか調べようにも
「あーもう、ケータイがない」

「えーい、待ってりゃバスは来る。」と言い聞かせました。

(ケータイから解放された、って考えるんじゃなかったっけ?)

そしてバスを待っている間に思ったのです。

「いつもこの時間は、誰かにLINEの返事をしたり、SNSを見たりしてるなぁ。
ケータイがあるから、この時間を無駄にしないようにって。
こんな風にぼーっと考えたりしてないよな。
けっこうそれって、ケータイがあることで心が追われているとも言えるのかも」

でも考えてみれば、SNSはそのときに見なくても、なにも困ることはない。

LINEの返事もその時に絶対にする必要はないし。

ケータイって、けっこう暇つぶしでもあるんだよね。
むしろ、ケータイがないことで、別のことをやる隙間が生まれる。
心にも、時間そのものにも。

これが、「ケータイから解放された」状態。
うん。たしかに一日ケータイがなくても、不便だったけどすごく困ることはなかったなぁ。
むしろなんとなく、のんびりできた気がする。
こんな風にブログのネタも思いついちゃったし。笑

たまには、ケータイを離れてもいいのかもしれませんね。
一日中、とまではいかなくても。

そして、「ケータイを見ない時間を作る。」
というのは、私の好きなミニマリズムを説く良本
 'THE POWER OF LESS'
(人生でしたいことを実現する時間の使い方)
にも書かれていました。

ケータイのおかげでタスクを信じられないくらい瞬時にこなすことができて
時間をものすごく短縮できるのだけれど、
そのケータイで「本当に今、大切なこと」に使うべき時間が
むしろ奪われてしまっている可能性もある、というのです。

今日、ケータイがないせいで私が感じた不便さ、
そしてないからこそ得たもの、
どちらもありました。

私のケータイ依存度はかなりのものです。
なので、今後ケータイを見ない時間をちょっとだけ、
日々作れるようにしたいと思います。
(逆に「ケータイのSNSチェックは一日に2回」などと決めるのもアリかも。)

「一日のうちでどれぐらいケータイを見ているか」
を計算してみるだけでも面白いかもしれません♪

リビングから見える山。ケータイで撮影。

2019/03/04

2年以上ずっと会いたかった人に思い切って連絡してみた結果。

あなたには今、「会いたいな」と思っている人はいますか?
 
私は、2年以上ずっと会いたいと思っていた人に、最近、会うことができました。
本当に、本当に嬉しかった。

でも、会うまではずーっと、躊躇していたんです 。
その人とは、2年前に教会の合唱団で一緒に歌っていて、年も近いカナダ人女性。
なんとなく気が合って、練習以外でも外でお茶をしたりしていました。
透き通るような美しい声のソプラノ歌手の彼女は、社交的で人気者。
けれど合唱団が解散した後は家族の病気で私が日本に帰ったり
バタバタして連絡を取らない時間が積み重なっていき、そのうち
「もうずっと音信不通だから、今さら連絡したら迷惑に思われないかな」
とも思うようになって、ずっと連絡を取れずにいました。

でも、先月にかつての合唱団の練習場所だった教会がリノベーションのため
2年間閉鎖されることになり、
そこのオルガニストで私たちの合唱団の指揮者でもあった人が
教会で最後のリサイタルを開くことになったので、

「これは久々に連絡を取るにはいいきっかけ!これを逃したら最後だ!」

と思って、思い切って、恩師のオルガンリサイタルをネタに
彼女にメッセージを送りました。

↑この教会で歌っていました。音が響いてすごくきれいなところ。↓


一週間近く待っても返事は来ず・・・やっぱりだめか。と思っていたら、
一週間後に、
「私も、ソフィーがどうしているかずっと気になっていたよ!連絡すごく嬉しかった!」
と返事が来たのです。
も~~、ほんとに嬉しかった!

そして実際に会ってみたら、「連絡くれてありがとう。再会できて本当に嬉しい」
と彼女も言ってくれました。
そしてまた、次は一緒に美術館へ行くことに♪♪

そっか、お互いに同じこと思ってて、連絡できなかったんだ・・・
思い切って連絡してみて本当に良かった。
悶々と考えてないでもっと早く連絡すれば良かった!笑

でも実は、私が彼女と会うことに気後れしていたのは
ずっと音信不通になってたからだけでなく、


「英語ネイティブの彼女にとって、英語がつたない私と会うのはつまらなくないだろうか。」

という、自分に対する自信のなさもどこかにあったから。

これって、誰にでもあてはまるのかな?
理由はなんにせよ、
「自分なんて・・」
 て自信のなさがどこかで足かせになって、人に対して積極的になれない。
人に会うだけじゃなくて、お仕事に応募したりとか、
行動を起こしたりするときにも。

なので、今日、ブログを読んでくださった人が
もし何か、「ずっと気になっているけれど、ちょっと足踏みしている」
ことや、「会いたい人がいるけど、ちょっと・・」と自分側の事情で迷っていることがあったら、
思い切って、連絡してみては?
会いに行ってみては!?

相手も、あなたのことをずっと気にかけていて、同じ思いでいるのかもしれない。
それとももしかして、これまで行動しなかったのにも意味があって、
動くタイミングが今、来ているのかも。

特に今は春、冬の間じっとしていた草木のように物事が動き出す季節。
動いてみた先、花が開くように道が開けていくのかも。

私みたいに、2年も先延ばしにしませんように!笑

リビングから見える桜の木。

2018/12/31

2019年

2019年。
日本、世界で、これまで以上に様々なことがありそうな1年です。

その中で私は、自分のいる場所で、できること、興味のあることに
去年以上に集中していきたいです。

実行できるかどうか分からない目標は立てません。笑
でも毎年、自分の寿命は確実に短くなっていく。
やり残したことを死ぬときに考えて後悔したくないから。
2019年は「やってみたい」と思ったことを実行していきます。

2018年は、念願の翻訳者としての仕事をスタートすることができました。
数年前から時々買って読んでいた『ビッグイシュー日本版』の記事です。
自分でも「大切」と思い、多くの人に伝えたい内容を訳せるのが
翻訳者としての一番の喜びとやりがい。
まだまだやりながら学ぶことも多い駆け出しですが、
伝えたいことを人に読んでもらえる翻訳ができるようになるため
2019年も引き続きブラッシュアップしていきます。

ピアノを人に(英語で)教えること、教会の日曜学校での音楽担当という
初めての体験も2018年にはありましたが、
今年、新たに学びたいことができました。
そのきっかけ作りとして、このお正月の日本帰国では
ある人に会いに行きます。

私の軸は「音楽」と「語学」ですが、もう一つ、新しい軸が加わるかもしれません。
才能も必要みたいなので、何とも言えないところもありますが。。
でも、やってみないと分からないし!

皆さんが2019年にしたいことは何ですか。

したいことがあるならば、それに近づく一歩を踏み出せる年になりますように。

2018/08/06

英語でピアノレッスン♪「ト音記号」って英語で何て言うの?



こちらのカナダ人に頼まれてピアノを教えることになりまして。
ピアノは日本で20年ほど習っていましたが、英語で教えるとなると
私も覚えなきゃいけないことがたくさんあります。例えば、音楽用語。

「ト音記号って英語で何て言うんだろう・・?」

初心者向けのピアノの本を選んで、私も用語を一から勉強することに。
こちら、あなたなら英語でどんな風に言いますか?

「4分の2拍子は、一小節が四分音符2つ分の長さになります。」

私はこんな風に言いました。
'In the time signature "Two forth", you count "One, two" with quater notes in each measure.'
これで通じたようです。笑

★英語でちょっと音楽用語★

音符、音: Note
休符: Rest
ト音記号: Treble Clef
ヘ音記号: Bass Clef
四分音符:Quater note
二分音符: Half note
全音符: Whole note
小節: Measure
音階: Scale
ドレミファソラシ(音):CDEFGAB

今日のレッスンはひとまずこんなところで終了。
英語を教える時のように、準備と予習をしてからいざレッスン。
テキストや教材が良かったおかげで、
「すごく分かりやすい!これから楽しみ!」
と喜んでもらえました。良かった~
マンツーマンのピアノレッスンは、私にとっては
マンツーマンの英会話レッスンにもなるのです。ありがたい!笑
がんばろ~♪

2018/06/07

本日、日本初公開の映画「羊と鋼の森」 バンクーバー(私の夫)編


日本で「羊と鋼の森」という映画が初公開されます。駆け出しのピアノ調律師が主人公で、原作の小説は2016年の本屋大賞を受賞した話題作。私も読みました。
 

奇遇にも私の夫はピアノの調律師+リビルダー(ピアノ修復技術者)で、この道24年目です。普段からこのピアノの仕事についてきいていると「羊と鋼の森」の主人公、外村君が苦悶するのもうなづけます。知れば知るほど「すごい!!」と思うこの仕事について、夫の実話も交えつつちょっと書いてみます。

①調律師は耳がいい?普通の人にはきこえない音(うなり)を聴く仕事
②めっちゃ根気のいる細かい仕事
③「まともにできるようになるには十年以上かかる」と言われた話
④技術に国境はない。日本の技術は世界一?!
⑤やっぱりヤマハはすごかった

①調律師は耳がいい?普通の人にはきこえない音(うなり)を聴く仕事
調律っていうとA(440ヘルツ)の基音に音を重ね合わせていく仕事だよね?と思いますが、調律はこのピッチ自体を聴くのではなく、複数の音が重なった時に出る「うなり」を聴くそうです。ピタッとあわさるとこの「うなり」がやむので、それに向かってやっていく。このうなりは、普通は聞こえません。私もピアノ経験者で絶対音感はあるけれど、うなりは「もしかして、これのこと?」とわずかに感じられる程度にしか感知できません。ちなみに夫も最初はきこえなかったそうで、訓練で聴きとれるようになっていくもの。ただ若いうちにやらないともう無理だそうです。夫はコンサートやラジオなどでピアノの音をきいた瞬間の0コンマ何秒で、調律が狂っているかどうか分かります。同じ人間とは思えないなあ。普段の生活でも聴覚が鋭くて、夜に雨が降っていると雨音で眠れません。ここまでくるとちょっと大変。

②めっちゃ根気のいる細かい仕事
ピアノの弦は1つの鍵盤につき1~3本あるので、1台のピアノ調律で約230本の弦を調整します。うなりをききながら、1台分で20トンの張力のかかった弦をほんとにちょっとだけ動かす作業。1ミリより小さな感覚の世界です。それだけの張力のかかった弦を微量に動かすって、、それを230本全部。夫は専門学校で初めて調律について知ったとき「神業だ、自分には無理」と思ったとか。それだけ集中したら1台終えるとクタクタになるよね。ほんとにお疲れさまです。

③「まともに仕事できるようになるには十年以上かかる」と言われた話
ちょっと自慢みたいになっちゃいますが、夫は調律専門学校で「学校が始まって以来の優秀な生徒」と言われていたとか(調律テストと先生の評価により)。そして卒業後、楽器店(兼工房)でピアノのオーバーホール(修理)も学びましたが、調律ともに、その後7年間は、毎日「もうやめたい」と思っていたそうです。全然、思うようにできなかったから。「羊と鋼の森」の外村君が「自分には才能がない」と悩む様子に、夫は「そりゃ20代やそこらでできるわけがない」と言っています(すみません)。同じように当時、夫が調律の仕事をやめたいと恩師に言ったときは「満足いかないのは当たり前。調律の仕事をなめてもらっちゃ困る。10年は続けなさい」と返されました。そして音も人によって好みが分かれますが、調律の仕事は正解が一つではなく、調律師それぞれで違う(調律曲線など)そうです。ピアノも1台1台、違う。夫は恩師の言葉で思いとどまって以来、ほぼ毎日ピアノと向き合って今年で24年目に入り、最近になってやっと「これが自分の調律だ」としっくりくるようになったとか。

④技術に国境はない。日本の技術は世界一?!
このブログ内容でお分かりのように私たち夫婦はバンクーバーに住んでいます。夫はここで、20年以上ピアノの仕事をしてきました。来たばかりの頃、英語は全くしゃべれず、怪しまれて空港で別室に連れていかれたほどです。でも夫曰く、カナダには調律やピアノ技術の専門学校はトロントに1校しかないため全ての調律師がそこで学ぶわけではなく、独学の人も多いそうです。その中で夫は日本で学んできたおかげで、言葉のハンディに関わらず、その仕事ぶりから信頼を得てきました。「日本人だからあなたを選んだ」とお客さんに言われることもあり、世界でも「日本は技術大国」と尊敬されていて、調律についてもまさに世界トップクラスと言えます。日本人の調律師は自分の耳で聞くけれど、こちらの人は機械を使うんだそう。夫が調律や調整をした後にお客さんから電話がかかって来て「あなた、一体うちのピアノに何をしたの?!」と聞くので夫がビックリして「何か問題がありましたか」とドキドキしながらきくと「音がものすごく良くなったのよ、同じピアノとは思えない!」と言われたこともありました(また手前味噌ですみません・・笑)。お客さんに満足してもらわないと次は頼まれない中で海外で自営業をやって来れたのは、その腕ひとつ。日本で学び、途中であきらめず、毎日手を抜かずにやって来た夫を尊敬しています。

⑤やっぱりヤマハはすごかった
調律からちょっと離れた余談ですが、ピアノのメーカーって世界にどれぐらいあると思いますか?私は、スタインウェイ、ヤマハ、カワイぐらいだと思ってましたが・・・100以上あるそうですね。カナダは戦火でピアノが焼けていないので100年以上前のピアノも残されていて、毎日いろんなメーカーのいろんなピアノを見ているのですが、ピアノの内部も知っている技術者の目から見ても、「ヤマハのピアノはすごい!」んだそうです。ヤマハのピアノの作りは細部まで完璧で狂いがなく、考え抜かれているそうですよ。(音はカワイが好きだけど。笑)5年に一度開かれるショパンコンクールは、ピアニストだけでなくピアノメーカー4社の戦いでもありますが、ヤマハのピアノを選ぶピアニストもかなりいます。日本ではスタインウェイが花形と思われていますが、作りでいうならどっこいヤマハだというのが夫の持論です。ちなみにこれまで何千台とピアノを見てきて「これは自分も欲しい!」と思ったピアノは5本の指にも満たないとか。ピアノは千差万別、どれがいいか順位をつけるのは難しく、最終的には好みになりますよね。日本のカワイもヤマハも、海外では高い人気と信頼があります。これからもさらに良いピアノを作り続けてほしいです。

★★★
長くなりましたが、読んでくださってありがとうございます。「羊と鋼の森」の予告編を見たら、ピアノの音と森の風景ともにすごく美しい雰囲気の映画だなーと思いました。「小説や映画はかなり演出されていて実際の仕事はもっと淡々としてるよー」と夫は言いますが、そんな黒子役の地味な仕事にスポットライトが当たって嬉しいなーと思います。バンクーバーで公開されるのはいつでしょうか?(笑)日本で映画のDVDが発売になったら教えてください♪そういえば夫がピアノ技術者になったきっかけは、高校時代にあの双子のようにピアノにのめり込んだから(弾くほう)。これからも一生、ピアノとつきあっていくんだろうな。映画の外村君は、将来どんな調律師になっていくのかな。

2018/04/10

雑誌「ビッグイシュー」で叶った5年越しの思い。


2013年6月に撮影。


上の写真の雑誌、ご存知ですか?
東京、大阪を中心に、日本全国で売られている雑誌です。本屋さんではなく「路上」で。
私は5年前に名古屋の金山駅で、初めて佐藤さんから買いました。THE BIG ISSUE (ビッグイシュー) は「クオリティの高い雑誌を作りホームレスの人に仕事を支援する」という理念で英国で最初に作られたものです。1冊350円で、180円が販売者の方の収入になります。ずっと読みたくて、地元名古屋の金山駅で売られているのを見つけ、最初はちょっと勇気を出して、2冊を買いました。販売者の佐藤さんはさっぱりとした清潔な身なりで、物静かで、達筆な人でした。「普通の人だ」というのが話してみた印象でした。

ビッグイシューは海外のハリウッド俳優や有名人のインタビュー、国内外の様々な記事、環境問題の話、自然エネルギーに関する有識者のコラム、映画の紹介など旬の話題、そして困っている人を助けたり、町やコミュニティを良くしようと試みる人々の心がホッコリする話など、すごく面白くて分かりやすいし魅力的だったので、金山駅で佐藤さんを見つけると時折、買っていました。

その頃の私は某外語学院で英語を教えながら、「教えるだけでなく英語そのものをツールに仕事をしたい」とずっと思っていて、通訳・翻訳養成コースに通ったりもしていました。いつか自分の語学スキルを生かして大切な事を誰かに伝えられるような仕事をしたいと思い、「環境」×「英語」がキーワードでした。なので環境問題やエネルギー、海外の記事もよく取り上げられる「ビッグイシュー」を読んだとき「この雑誌にも翻訳者がいるだろうな、どうやったらなれるのかなあ」と考えていたのを覚えています。

それから時は経ち、昨年、このビッグイシューで翻訳者を募集していたのを知ったときは心臓がバクバクしました。
「もしかして、あのビッグイシューの翻訳者になれる??!」
そして試験を受けてみると、結果はなんと、合格!!!
これは、私の人生にとってもまさに「ビッグイシュー(おおごと)」

先月いただいた翻訳依頼はアマゾンの熱帯雨林での石油採掘に関する記事でした。
「これはたくさんの人に知ってほしい」と読んでいて胸が熱くなりました。地球の裏側の環境のことも、私たち先進国の人の生活スタイルや消費トレンドと深く結びついているから。ツケは近い将来の子供や孫の世代にやって来る。そんなことを思いながら、「これが私がやりたかったことだよー」としばらくジーンとしていたのを覚えています。日本の国外で、5年の時を経て、まさか叶うとは思ってなかったことが現実となり、この幸運と巡りあわせに深く感謝しています。

ビッグイシューはまた、ビジネスをすることで社会の課題を解決する「社会的企業」です。単に利益を求める企業ではなく、セーフティネットが意外にもろく、ある日突然、誰もがホームレスになり得る(と私は思っています)日本社会において、「蜘蛛の糸」のようなものだと思います。「誰もがやり直せる社会を」というのが理念です。最後の一人がホームレスを卒業する日まで、またみんなが知ってためになる大切な事を伝え続ける市民メディアとして、ずっと存続してほしいと思います。

はるばるカナダまで送ってくれます。毎回楽しみ!!

これからもがんばります!!面白くてためになるので、読んでもらえたら嬉しいです♪
販売者がいない地域では、図書館に依頼して仕入れてもらったり、個人での定期購読も可能。オンライン版の記事もありますよー

(今は金山駅では売られていません。現在の販売場所は名駅のレジャック前、旧松坂屋前、栄三越、今池ガスビル前です。詳しくはホームページをご参照ください。)